『出町睦子の手仕事~金箔 ちりめん~』(6月26日~7月8日開催)を観る為に、石川国際交流サロンを訪れました。
 数年前に長野県連の夏季の技能講習会で「金箔掻き落とし」を受講された組合員の方には、既知だとは思いますが、「金箔掻き落とし」は裂地に金箔をただ定着させるだけではなく、定着させた金箔を針のような道具で掻き取り、金箔の輝きに濃淡のような変化を与える技法です。出町さんの自由な発想と、長年磨き続けた表現力は、掛軸や屏風、現代アート的な立体作品となり、国内外で高い評価を得ています。出町さんは「私は、どうやれば楽に表現したい物ができるか考え続けたら、結果こうなったんです。」と朗らかに畳の目を利用しながら、「金箔掻き落とし」の話をしてくれました。
今回の個展では、アメリカで開催した「とやま伝統工芸PR展示会」に出品した「生きる」(二曲屏風)や立体作品「四合せ(しあわせ)」などの他に、過去の日本伝統工芸展などに出品した作品が、ほぼ全て見る事ができるようになっていました。30点あまりの出町さんの作品は、見る人に和室空間の良さを再認識させると共に、金箔の煌めきの魅力を堪能できました。

全表連事務局
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