子供達の夏休みの始まるのに合わせて『かながわ しごと・技能体験フェスタ2018』(7月24日・25日)が、パシフィコ横浜で開催されました。夏休み前半の体験イベントとして、横浜での認知度は高く、初日は会場の入口付近に入場待機列が形成されたそうです。パンフレット片手に各ブースを友達や親子で、好奇心の赴くまま巡り、いろいろな「ものづくり」の楽しさを体験できるイベントとなっていました。実技体験のできるブースの他に技能五輪の紹介ブースや、高所作業車などの試乗体験といったアトラクション要素のあるブースなど、各業種で自分たちの特性を活かして場内を盛り上げていました。
 神奈川県表具経師内装協同組合(=神表協)の出展ブースでは、小中高生を対象とした「千代紙のペン立て」と「携帯ストラップ」制作が行われていました。それぞれに受付を設けて、組合員1人に対し平均2人を受け持つ形式で、小学校低学年から高学年の子供達の制作のサポートをしていました。完成すると低学年の親御さんは、「また来年よろしくお願いします」とにこやかに別のブースへ移動していきます。千代紙を選び易いように間仕切りした盆に乗せたり、子供の手に合わせて小さい刷毛で糊づけてもらうようにしたりと、体験する子供たちに合わせた細かい工夫が有りました。
神表協の組合員の方の話によると、イベントのリピーターになって、3年間通ってくれる参加者もいるそうです。「また来年も参加したい」と思ってくれるイベントになっているのは、何かを作る楽しさを感じ取ってくれているからかもしれません。

全表連事務局