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謹んで新春のお慶びを申し上げます。
会員をはじめ皆様には健やかに新年を迎えられたこと重ねてお慶び申し上げます。全表連が昭和41年8月に発足以来59年になり、昭和40年前後は木造建築時代、襖制作全盛時代で今日襖業の衰退を誰が予想したでしょうか。
顧みると、建築業界が高層化し設計段階で床の間、障子、襖、畳がなくなり生活様式に変化がおき伝承技能である、経師は1300年に亘り培われった技術です。
接着剤は小麦粉でんぷん、正麩糊でした。接着能力は100年前後です。そんな関係で即ち修復、修繕の仕事は付きものです。
伝承技術は日本の歴史と文化や心を持ち合わせていなければできません。
一朝一夕で身に付きません。紙を見て、触れて肌で感じ身に付くものです。簡単なものではありません。
全国各地に残る文化財修復、修繕や古民家の復元など多くの文化遺産が沢山の残っております。各市町村の教育委員会、渉外学習課の所管になります。仕事が発生した時に対応できる技能士が絶える事のないよう指導教育が急がれる現状です。
各ブロックで現状をかんがみ、土地に合った技術開発が急がれます。 先人たちが残した掛軸、額、屏風、衝立、襖、障子などの修復に参加して地域に表具師の仕事をアピールしたいと考えています。
全表連は発足時より「技能者の集団」を轟かす事を目標としてきました。これから百周年目指し会員をはじめ関係各位のご協力を賜り活動を進めてまいります。
本年も皆様方のご健勝ご発展を祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。
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